名古屋発! 町の神さま考

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桜井市

【FATBIKE古社巡礼!】大和國高市郡・東大谷日女命神社。

飛鳥資料館を通り過ぎて右側に現れた森を神社と直感。木々の隙間から社が見え隠れするも入口が見つからずに立ち往生。森の横手に敷き詰められたソーラーパネルの後方、道なき草むらを段上の畑に抜けるとようやく鳥居。十二月を過ぎても色づきは少なく青々とした境内。

【FATBIKE古社巡礼!】大和國城上郡・長谷山口坐神社。

社叢が日射しを遮り秋の朝のひんやり感残る境内に柏手が響いた。大山祇神や手力雄命が祭神であると同時に本殿鎮座の山上に磐境、東四百mの山麓には横穴式古墳が残ると由緒。本殿後方を上ると確かに地面から岩が露出。件の磐境かは分からないが何となく古代の香り漂う。

【FATBIKE古社巡礼!】大和國城上郡・狭井坐大神荒魂神社五座。

水筒に薬水を入れるの忘れたと登山口の鳥居をくぐったあとで気づくとは。拝殿後方にわき出るは飲むと病気が平癒するという薬水。三輪山登拝に最適なアイテムなのに頭から抜け落ちていた。何かにつけておっちょこちょいな性格。一回の登拝では治らないだろうな。

【FATBIKE古社巡礼!】大和國城上郡・志貴御縣坐神社。

泊麁擦播譴悄大和川の水運で西へ、磐余道で南へ、山辺道で北へ。境内に立つ磯城宮跡碑から王宮が交通の要所にあったことが分かる。メモ帳を手に社叢を眺めていると後方に気配を感じた。「ひとが見えんかったもんやから」。若い巡査がバイクに乗って森から出て行った。

【FATBIKE古社巡礼!】大和國城上郡・神坐日向神社。

大物主神の御子神をまつるので社名の神は「ミワ」。三輪山山頂の高宮神社と誤って入れ替わったことを明治政府に上申するも保留のまま現在に至る。電車が通過する音とともに天理教教会から説法が聞こえる大和の朝。小さくも立派な森の落葉した枝の隙間から朝日が降り注ぐ。

【FATBIKE古社巡礼!】大和國城上郡・大神大物主神社。

山頂の奥津磐座に坐す大物主命は大己貴命の幸魂奇魂で三輪山に住むことを欲した。その後、崇神記では麗しい小ヘビ、雄略記では雷のような音をたてる大ヘビと記される。念願叶い三輪山に登拝。さて、僕が三輪山の神に出会えたかどうか。それは口外できないので内緒です。

【FATBIKE古社巡礼!】大和國城上郡・高屋安倍神社三座。

桜井市の地名の元になった「櫻の井」がある若桜神社。なぜか社格が上であるはずの名神大社、高屋安倍神社が合祀されている。拝殿の外から本殿の様子をうかがうことはできない。社記には東西二基の社のうち西殿の社格が延喜式式内大社とあるので当社を指すとみられる。

【FATBIKE古社巡礼!】大和國城上郡・堝倉神社。

初瀬川を挟み長谷寺を望む高台。山道然とした道の先に木漏れ日が社殿を照らしていた。間違えて與喜天満神社へ行き当たった。ここに来たのもご縁と参拝し略記をいただく。道を戻って整備されたばかりの参道を下ると板塀に囲まれた社が鎮座。伊勢神宮の摂社のようなシンプルさ。

【FATBIKE古社巡礼!】大和國城上郡・若櫻神社。

神社を訪ねるとたまに改築現場に出くわすときがある。石段を上がり境内に向かうが嫌な予感。広前にとまった軽トラと並べられた建築資材。まっさらな拝殿前で参拝と思いきや作業員と思しきおじさんがお昼寝中。お昼休みのひととき。起こしてしまわぬよう少し離れて手を合わす。

【FATBIKE古社巡礼!】大和國城上郡・綱越神社。

正面に三輪山を眺めながら大神神社参道に立つ高さ32.2mの大鳥居をくぐる。鳥居とJR線の中間くらい、右側に鎮まる「おんぱらさん」のお社。祓戸の大神をまつり、大神神社例祭に先立ち神主以下奉仕員はここで祓いの儀を受けるという。こんもりとしたクスノキに覆われた小さな森。
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ブログについて
FATBIKEというタイヤの太い自転車に乗って延喜式内社を訪ねる旅に出ています。屋根神さまから式内社へ。自転車に乗って神社を訪ね、写真を撮りブログを書く、そんな楽しみに浸る毎日です!
管理人紹介
1973年7月生まれ。以前は名古屋や愛知県の屋根神さまを探しては写真に残していたが、2015年に岡谷公二著「神社の起源と古代朝鮮」に触発されて敦賀市の式内白城神社を訪れたことから式内社に関心を持つ。現在は介護の現場で働く傍ら、各地の式内社をFATBIKEに乗って訪ねる日々を送っている。
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お知らせ
2016年8月現在、屋根神さまの残存確認は行っておらず、「市内屋根神所在地一覧」(2006年作成)に掲載されている屋根神さまのうちすでに消滅したお社もあると思われます。今のところ内容を更新する予定はありませんので、屋根神さまを訪ねる際は消滅したお社があることをご承知おきいただいた上で、「参考資料」としてご活用いただければと思います。
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