名古屋発! 町の神さま考

日本の森、モリのニッポン紀行

飛騨国

【FATBIKE古社巡礼!】飛驒國荒城郡・栗原神社。

木々が密に茂りトンネル様の涼しげな道と道路脇にわき出る清水。そして峠にまつられた双体道祖神。地図を眺めれば越中から信濃へ向かう途上にあり、神社近くの国道を東へ向かえば松本市だ。道祖神に感じる信濃の近さ。境内に隣接する田んぼでは黄金色の稲穂が頭を垂れていた。

【FATBIKE古社巡礼!】飛驒國荒城郡・阿多由太神社。

朱色の橋から境内を眺める。整然と並ぶ長身のスギは鳥居を隠すほど。気温は三十度だが木立のおかげで涼しく感じられる。本殿は国指定、随神坐像は県指定の文化財。一方、僕が気になったのは拝殿左手奥の祖霊の杜。五輪塔や自然石が置かれ四方を注連縄が囲み漂う聖地感。

【FATBIKE古社巡礼!】飛騨國荒城郡・高田神社。

境内に入るとご神木のスギが目を引く。根本数メートル上で五つに分かれた幹に高魂命始め五柱の祭神の御魂が宿る。周辺には縄文時代の集落や祭祀遺跡があり、神社を中心として環状に二十一基の古墳が囲むというのも興味深い。遺跡を見ずに神原峠へと向かったことが悔やまれる。

【FATBIKE古社巡礼!】飛驒國荒城郡・荒城神社。

郡名を社名とするからにはそれなりの理由があるはず。本殿裏側付近からは縄文土器や住居跡の一部が出土している。縄文の古から暮らしの延長線上に神への祭祀が営まれていたようだから古さが想像できる。縄文の息吹の一方で参道端のトマト栽培のビニールハウスに現代を感じた。

【FATBIKE古社巡礼!】飛驒國荒城郡・大津神社。

神岡町は飛騨市といえど古川からはひと山越える。一時間ほどだらだらと坂を上がり神岡トンネルを越えると一気に下り坂。町が近づいたころ道路端に神社に通ずる裏口を発見。八の字型の拝殿を参り境内端の桜の並木の間に立った。目の前には素粒子物理学に変遷を遂げた神岡の町。

【FATBIKE古社巡礼!】飛驒國大野郡・荏名神社。

澄んだ小川を石造の神橋を渡り境内へ。覆いに囲われた雪国仕様の本殿に参拝する。国学者、田中大秀の「荏名文庫蔵」は火災と鼠害から守るため境内の池のなかに建てられた。江名子川の涼しげな流れとツクツクボウシの鳴き声。昔日、晩夏には同じような音を耳にしたのだろうか。

【FATBIKE古社巡礼!】飛驒國大野郡・槻本神社。

「槻」を広辞苑で調べるとケヤキの古名とあるが、スギも指すとは初めて知った。山の麓の境内では中心にそびえる大杉が一番の存在感。説明には樹齢千二百年、創建当時からの神木と書かれている。木の陰が数里にも及んだというのは大げさでも、生きた竜のような枝ぶりと樹勢だ。

【FATBIKE古社巡礼!】飛驒國大野郡・水無神社。

高山本線飛騨一ノ宮駅に降り立つ。八月中旬なのに涼しく名古屋とは別天地の感。神社入口の鳥居をくぐると右側に推定樹齢八百余年の大杉がそびえ、思わず見上げた。例祭時には神社が醸した濁酒の振る舞いがあるそう。飛騨の酒に濁酒が多いのは一宮での振る舞いに関係あるのか。
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ブログについて
FATBIKEというタイヤの太い自転車に乗って延喜式内社を訪ねる旅に出ています。屋根神さまから式内社へ。自転車に乗って神社を訪ね、写真を撮りブログを書く、そんな楽しみに浸る毎日です!
管理人紹介
1973年7月生まれ。以前は名古屋や愛知県の屋根神さまを探しては写真に残していたが、2015年に岡谷公二著「神社の起源と古代朝鮮」に触発されて敦賀市の式内白城神社を訪れたことから式内社に関心を持つ。現在は介護の現場で働く傍ら、各地の式内社をFATBIKEに乗って訪ねる日々を送っている。
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2016年8月現在、屋根神さまの残存確認は行っておらず、「市内屋根神所在地一覧」(2006年作成)に掲載されている屋根神さまのうちすでに消滅したお社もあると思われます。今のところ内容を更新する予定はありませんので、屋根神さまを訪ねる際は消滅したお社があることをご承知おきいただいた上で、「参考資料」としてご活用いただければと思います。
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