名古屋発! 町の神さま考

日本の森、モリのニッポン紀行

参河國

【FATBIKE古社巡礼!】参河國渥美郡・阿志神社。

県内とはいえ渥美半島は遠く尾張からは僻地の感が強い。祭神は渡来系の阿智使主。彼らはここに何を求めたかを考えるとき、現代的な偏見が邪魔をする。隠岐には対岸の出雲より名神大社が多いようにいまの視点で僻地と語るのは危険だ。古代には寧ろ先進地域だったかもしれんし。

【FATBIKE古社巡礼!】参河國八名郡・石巻神社(上の宮)。

近所の方が下の宮に来られたので挨拶。石巻山は遠足で行ったよ、と昔話。登山道もあるが車用の舗装路を上がった。二十分ほどで山頂の神社に到着。山上の社には清い水や緑、神の降臨譚を想像する。しかし神社近くのガラスが割られ焼け跡のある廃屋に荒んだ空気を感じた。

【FATBIKE古社巡礼!】参河國八名郡・石巻神社(下の宮)。

八名郡に所属する神社は石巻神社一社だけど、石巻山の上の宮と麓の下の宮と二カ所あるので、実質二社である。里宮の境内は拝殿や本殿が建ち並ぶ場所と木々が生い茂る森とがはっきり分かれる。朝七時台はひとの姿がなくとても静かで清々しい。朝日が木々の間から顔をのぞかせる。

【FATBIKE古社巡礼!】参河國寶飫郡・石座神社。

八月初旬の暑い盛り。豊川から新城への一時間ほどのサイクリングで汗だくの身。木々の枝が覆う薄暗い参道は夏から秋へと季節を進めるトンネルだ。ツクツクボウシやヒグラシの鳴き声が社叢に響く。磐座がある雁峯山頂から遷座。神域内の片隅にもミニチュアの石座石が鎮座する。

【FATBIKE古社巡礼!】参河國寶飫郡・赤日子神社。

神社巡りで社叢の木々を見るのが好きだ。こんもり感に欠けるのは直立する針葉樹たちにクスノキが負けているからか。海のイメージが強い蒲郡。神社は山側に鎮座。一ノ鳥居をくぐって参道を歩く。周囲に住宅がなかった昔、境内から海が眺められたかもしれないと想像しながら。

【FATBIKE古社巡礼!】参河國寶飫郡・砥鹿神社(奥宮)。

登山口の鳥居で一礼、一路山頂へ。途中、馬背石や天の磐座など奇岩の露出を目にする。何丁目か記憶にないが、鳥居をくぐると斜面がキツくなりほどなく山頂に到着、奥宮に参拝。三河平野を見下ろし頬張るおにぎりのうまさよ。秋が訪れていた山頂で聞くヒグラシの大合唱。

【FATBIKE古社巡礼!】参河國寶飫郡・砥鹿神社(里宮)。

奥宮への登拝を終えた後に訪れる予定だったが、国道沿いに里宮の標柱と鳥居を見つけたので無視するわけにいかず最初に立ち寄ることに。午前七時半、自分のほかに一組の親子がいるだけ、一宮にふさわしく広々とした境内は静寂に包まれていた。本宮山登拝の無事を祈って。

【FATBIKE古社巡礼!】参河國寶飫郡・菟足神社。

八の字型の屋根を持った拝殿で手を合わせる。拝殿内のハリボテ、賽銭箱の神紋など社名にちなんでウサギが散見される。遺跡に言及した由緒。神社の近くにある貝塚が神社の古さを物語る。縄文晩期の土器なども出土したそうだ。新緑の木々の木陰にたたずむと吹く風に汗が引いた。

【FATBIKE古社巡礼!】参河國寶飫郡・御津神社。

御津を「みと」と読むことを知ったのは学生時代。同地出身の友人がいたから。彼によれば初詣は親類たちと船に乗って伊勢神宮に出向いていたという。この神社の神さまは彼とは逆で伊勢からやってきたそうだ。昔から伊勢御津間をつなぐ海の道があったということか。興味深い話。

【FATBIKE古社巡礼!】参河國寶飫郡・御津神社。

御津を「みと」と読むことを知ったのは学生時代。同地出身の友人がいたから。彼によれば初詣は親類たちと船に乗って伊勢神宮に出向いていたという。この神社の神さまは彼とは逆で伊勢からやってきたそうだ。昔から伊勢御津間をつなぐ海の道があったということか。興味深い話。
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ブログについて
FATBIKEというタイヤの太い自転車に乗って延喜式内社を訪ねる旅に出ています。屋根神さまから式内社へ。自転車に乗って神社を訪ね、写真を撮りブログを書く、そんな楽しみに浸る毎日です!
管理人紹介
1973年7月生まれ。以前は名古屋や愛知県の屋根神さまを探しては写真に残していたが、2015年に岡谷公二著「神社の起源と古代朝鮮」に触発されて敦賀市の式内白城神社を訪れたことから式内社に関心を持つ。現在は介護の現場で働く傍ら、各地の式内社をFATBIKEに乗って訪ねる日々を送っている。
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お知らせ
2016年8月現在、屋根神さまの残存確認は行っておらず、「市内屋根神所在地一覧」(2006年作成)に掲載されている屋根神さまのうちすでに消滅したお社もあると思われます。今のところ内容を更新する予定はありませんので、屋根神さまを訪ねる際は消滅したお社があることをご承知おきいただいた上で、「参考資料」としてご活用いただければと思います。
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