名古屋発! 町の神さま考

日本の森、モリのニッポン紀行

越前国

【FATBIKE古社巡礼!】越前國坂井郡・大湊神社・奥宮。

「古代から生き続けている得体の知れない生き物」。岡谷公二氏は奥宮が鎮座する雄島の森を著書でそう描く。橋を渡ると常緑樹の重い濃緑の森が島を覆う。しかし橋にも島にも大挙して押しかけたベトナムの若者が、ポーズを決めながら写真撮影。感じたのは大きなギャップ。

【FATBIKE古社巡礼!】越前國坂井郡・大湊神社・陸宮。

大湊神社には雄島に鎮座する奥社と陸側の陸宮とがある。まずは陸社を目指した。ペダルを漕いでいると大学一回生当時、友人たちと滋賀から日本海側を走ってサークルの合宿地、信州に向かった記憶が蘇る。海に突き出た東尋坊の絶景見るのもそのとき以来だから三十年ぶり。

【FATBIKE古社巡礼!】越前國坂井郡・笠間端辧

丸岡高校裏手に鎮まる森。イチョウやヒノキが鬱蒼と茂り日射しが遮られた境内は涼しい。説明には丸岡町にある式内社七社の中心で古く格式高い神社とある。神社へ向かう坂の途中に校門へ上がる白い階段。生徒たちが三年間使用する階段を見て、坂の上の高校へ通った記憶が蘇る。

【FATBIKE古社巡礼!】越前國坂井郡・高向神社。

大通りを背に鎮座する神社は継体天皇の母、振姫一族をまつる。國神神社合祀をへて再興。こぢんまりとかわいらしい境内。ここ丸岡町は振姫の故郷。近江に嫁ぎ天皇を生むも夫に先立たれ、他郷暮らしが心細かったのか帰郷。現在の振姫は「ふーちゃん」として故郷で愛される存在。

【FATBIKE古社巡礼!】越前國坂井郡・味坂端辧

市街地から日本海に向かう国道沿い。丘陵上鎮座の社まで石段を上がり参拝。鎮座地は深坂町。フカサカと読むがミサカと別読みすることも可能だ。すると社名につながる。手元の延喜式にもミサカとあるが、古社巡礼の参考書「式内社調査報告」の社名のルビにはまさかのミソサカ。

【FATBIKE古社巡礼!】越前國坂井郡・石田端辧

小さな集落で右往左往。神社は近くにあるはずなのに見当たらず。タイヤの太い自転車に乗る怪しい男、この状況ではそう思われても仕方ない。幸い女性の声が聞こえた。藁をもつかむように声をかける。「家と家の間を行くと砂利道になるから」その先に小さな神社が鎮座していた。

【FATBIKE古社巡礼!】越前國坂井郡・三國端辧

河口近くの九頭竜川を渡り三国湊の古い町並みを過ぎる。大鳥居より右隣のケヤキの大きさに驚いた。境内にはシイやタブ等巨木が見られるが入口のケヤキは森の代表選手。枝葉を広げどっしり根を張る。樹間を通ると緑の香り、拝殿前のベンチに座ると木造建物特有の木の香り漂う。

【FATBIKE古社巡礼!】越前國坂井郡・横山神社。

横に長く連なる山。横山は社名とともに古墳群でもある。神社西方の椀貸山古墳は継体天皇の御子、椀子皇子の墓という。境内の「継体大王即位千五百周年記念樹」碑からも越前の人々にとり天皇が特別な存在なのがよく分かる。山が近く緑多い上、空高く伸びる拝殿手前のイチョウ。

【FATBIKE古社巡礼!】越前國坂井郡・保曾呂伎端辧

田んぼに突き出た丘陵。鎖が巻かれ閉じられた獣害除けフェンスの先。石段を上がると石畳の参道が拝殿に続く。式内社であることと保曾呂伎端劼慮綽箸任△襪海箸鬚Δ泙言い表した「式内春日神社」の扁額。入口近くに二本のスギの神木、と思いきや枝が折れ曲がった一本杉。

【FATBIKE古社巡礼!】越前國坂井郡・伊伎神社。

海から離れた内陸部、坂井丘陵フルーツラインから集落に入ると根元がやけに太く成長したシイノキがブロック塀の如く立ちはだかる。境内へはそこからでも入れるが、入口鳥居は石段の下。日差しが柔らかく時折、涼しげな風が通り過ぎ心地よい。ここでも継体天皇が祭神に加わる。
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ブログについて
FATBIKEというタイヤの太い自転車に乗って延喜式内社を訪ねる旅に出ています。屋根神さまから式内社へ。自転車に乗って神社を訪ね、写真を撮りブログを書く、そんな楽しみに浸る毎日です!
管理人紹介
1973年7月生まれ。以前は名古屋や愛知県の屋根神さまを探しては写真に残していたが、2015年に岡谷公二著「神社の起源と古代朝鮮」に触発されて敦賀市の式内白城神社を訪れたことから式内社に関心を持つ。現在は介護の現場で働く傍ら、各地の式内社をFATBIKEに乗って訪ねる日々を送っている。
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お知らせ
2016年8月現在、屋根神さまの残存確認は行っておらず、「市内屋根神所在地一覧」(2006年作成)に掲載されている屋根神さまのうちすでに消滅したお社もあると思われます。今のところ内容を更新する予定はありませんので、屋根神さまを訪ねる際は消滅したお社があることをご承知おきいただいた上で、「参考資料」としてご活用いただければと思います。
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