FATBIKEのブレーキを交換することにした。
乗っているとき左側のブレーキレバーが曲がっていることに気づいたのは一年ほど前。
立てかけておいたときバランスを崩して倒れることが何度かあり、その都度強い衝撃を受けていたので曲がったようだ。
ブレーキの機能は変わらないが、常に手をかけている場所なので気になって仕方ない。

僕がFATBIKEを購入した店に行こうとしてホームページを確認するとコロナ禍で入店は完全予約制となっていた。
FATBIKEを購入した当時は何かにつけてちょこちょこと買い物していたけど最近は一年に数回、しかも修理の依頼ばかり。
今回も部品交換だから修理みたいなものだ。

予約して行った午前十時台はお客さんが三組。
僕以外のひとは用事を済ませ早々に帰って行った。
最初はブレーキレバーの交換のつもりだった。
でもFATBIKEには五年乗ったのでブレーキ本体とディスクローター、つまりはブレーキ一式を新しいものに交換することにした。
ブレーキは自転車に乗る上で一番機能しなくてはいけない部分。
最近は音鳴りするようになったし、よく見るとブレーキ本体もかなり傷ついている。

二十代のころから自転車が好きでとくにマウンテンバイクに乗っていた。
当時は年数がたてば部品を交換というより新しい自転車を買うことばかりを考えていた。
でもいまはお金がないこともあるけど、丈夫なフレームはまだまだ使えるし、部品交換の際に少しずついい部品をつけるようにすれば自転車自体のグレードが上がる。
しょっちゅう輪行をするものだからFATBIKEのフレームにはかなり傷がついている。
その傷さえ美しいと思うことがある。

五年間、僕をいろいろな場所に連れて行ってくれた自転車だからこそ、これからも乗りたい。