140511中区松原緑地3

「地図に出てこないのになんで本に載ってるんだろう」

クスノキのある雲龍神社は「中区」の「松原」にあるはずである。
Googleで検索してみると、木の空洞部分に社殿を納めた写真が出てきた。
書店で見つけてから、いても立ってもいられない気持ちで前のめりになっている。
いったん立ち止まりスマホ画面を眺めた。

「松原緑地」

かつて雲龍神社があった場所から神社はなくなり緑地になっているようだ。

僕が名古屋の屋根神さまに興味を持っているときに、おまつりが大変だからといって神さまをなくす現場に立ち会ったことがある。
同じような理由で雲龍神社もなくされたのだろうか、それともほかの理由があってなのだろうか。

栄から歩いて20分ほど。
水主町の交差点東側、高台にある住宅街にそのクスノキは立っていた。
住宅の屋根の上あたりにまで枝が伸びているので場所は簡単に分かった。
緑地は柵で囲まれ入口は施錠されている。
近くで見ることはできないけど、柵の外側からでも十分に眺めることはできる。

それは、幹が空洞になってぽっかり穴の開いてしまったクスノキだった。
立派、を通り越して、神々しい、という言葉がぴったりだった。

写真は名古屋市中区。